笑福亭仁鶴さん死去
2021年08月25日

驚くとともに、悲しかった。
私が、見た最後の高座は、京都市五条のお寺で開催されていました、
一番弟子で現上方落語協会会長の仁智さんが定期的に開かれていた落語会でした
あの時が、私にとって最後の対面させていただいたこととなりました。
高校生の時に、深夜ラジオで仁鶴さんや三枝さんの番組にはまり、睡眠不足で
通学していたことが懐かしいです。
大学に入り、学生の学内寄席を見て、「面白い」会場に出て余韻を感じていた時に
「落研」の勧誘を受けました。「おもろかったやろ、落語やらへんか」
勧誘に来た学生さんは、現在の鶴瓶さんです。これが私のスタートでした。
先輩方と他大学の寄席や、プロの方々の寄席にカセットデッキを持参して
京都と大阪等と行きました。沢山の方の落語を聞き、私にあった話芸は
「仁鶴さん」「小文枝さん」と感じて、お2人のテープを聞いて、今日に至ります。
仁智会長とは、同年でお互いに父が電電公社員であったこともあり、親しくお付き合いいただき、
この度の、訃報にあたりメールでやりとりさせていただきました。
近江落語会には、元、仁鶴さんのお弟子さんもおり、仁鶴さんから学ばせていただきました
話芸を大切にして、精進していきますので、ご支援よろしくお願いいたします。
笑交亭えくぼ(荒川泰宏) 合掌